火災保険の保険金、もらえるまでどれくらいの日数が必要? ①

火災保険の保険金、もらえるまでどれくらいの日数が必要? ①

火災保険金の支払いは原則30日以内!現地調査次第では延長

火災保険の保険金支払い期限は「保険法」によって明示されていて、保険金の請求手続きが完了した日も含めて30日以内が原則となっています。請求書類と損害状況の裏付けとなる証拠写真などで損害状況が確認できる場合には、2、3日で支払われることもあります。長くても2週間もあれば、支払いが実行されることがほとんどです。

ただし、30日以内はあくまで原則であって、損害状況の確認のために、現地調査などが必要となるケースでは、30日を超えることもあります。たとえば、通常、保険金の請求が100万円以上のケースでは、その妥当性について現地調査が行われるため、その分、支払いは遅くなります。

地震によって被害を受けた場合は、すみやかに保険金が支払われることが多い!

(1)水災の場合 目視により、その場で損害の程度を判定できれば、その後保険金は支払われます。ただしその際、損害額を明らかにするために、まず業者から見積もりを取る必要があります。その分、必然的に保険金の決定まで時間を要します。

(2)震災の場合 一方、同じく現地調査による目視が前提となっているにもかかわらず、震災(地震保険)についてはその場で判定結果が出て、すみやかに保険金が支払われます。

地震保険は、主要構造部の損害状況から、目視により全損・大半損・小半損・一部損のいずれかに認定します。この損害区分によって、保険金が自動的に決まるしくみになっていて、見積もりを必要としないため、現地調査後、1週間もかからずに支払われることが多いです。大規模な震災の場合、各建物の損害状況の確認を省き、エリアで判定するケースもあるとのこと。地震保険は国による半公的保険で、法律でもできるだけ早く保険金を支払うことが定められているため、このような対応が取られています。

なお、風災については、基本的には見積もりと被害状況写真など、書類の提出に不備がなければ、認められるケースが多いようです。

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YAHOO!JAPANニュース

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