千葉大雨の要因は台風21号

千葉大雨の要因は台風21号

10月25日、記録的な大雨を降らせたのは局地的な前線と日本の東を北上していた台風21号。千葉県や福島県などでは25日の半日で10月の1カ月分以上の雨が降ったところもあった。

気象庁によると、日本列島の南岸を進んだ低気圧からの暖かく湿った空気と関東内陸からの冷たい風がぶつかり合い、房総半島に局地的な前線が形成された。さらに台風21号周辺からの暖かく湿った空気が流れ込むなどして大気の状態が不安定となり、雨雲が次々と発生した。

25日の12時間降水量は、千葉県市原市283・5ミリ▽同県佐倉市248ミリ▽福島県相馬市226・5ミリ▽同県いわき市小名浜191ミリ――など。いずれも10月の1カ月の平年降水量を上回った。