阪神大震災から23年
6434人が犠牲になった1995年の阪神大震災から23年となった17日、兵庫県内の被災地では、時折雨が降る中、午後も追悼行事が営まれた。
神戸市中央区の東遊園地では、竹灯籠でつくる「1・17」の文字が夕方に再びともされ、この日、約3万7000人が鎮魂の祈りをささげた。
県内の復興住宅では、高齢者の割合が過去最高を更新する51・8%に上り、入居者の入れ替わりが進んで孤立化の懸念が高まっている。神戸市では震災を体験していない若い世代が人口の約2割を占め、追悼行事の数も、担い手の高齢化で減少するなど、若い世代に震災の教訓をいかにつないでいくかが一層の課題となっている。
同区の「人と防災未来センター」で開かれた「ひょうご安全の日 1・17のつどい」で、井戸敏三知事は「『1・17は忘れない』。この言葉を改めて心に刻みたい。震災の経験と教訓を忘れず、伝え、生かし、(新たな災害に)備えなければならない」と訴えた。
引用:
読売オンライン http://www.yomiuri.co.jp/national/20180117-OYT1T50083.html