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雪止めの工事費用を安くする方法

2020年12月14日

積雪時に、屋根からの危険な落雪を防止するために取り付けるのが雪止めです。屋根は地上からなかなか見えないので、雪止めの必要性についてピンと来ない方も多いかもしれません。

 

雪が建物に与える影響


 

雪は建物に大きな影響を与えます。その中でも気づきにくいのが、雨どいの破損です。

雨どいの寿命は25~30年ほどで、25年以上経った雨どいは、ただでさえ劣化している上、想定以上の雪の重みに耐えられず破損することが多くなります。屋根の上に積もった雪は想像以上に重く、積もった後も冷たい空気にさらされるため、どんどん硬くなり、危険度も増してしまいます。

 

住宅の屋根はもちろん、注意したいのがカーポートです。

住宅よりも強度が弱いカーポートは、雪の重みで変形してしまうこともあります。もし、雪止めのない屋根から重い雪が落下し、カーポートの屋根に直撃してしまうとカーポートが壊れるかもしれません。

雪止めは屋根を葺いたタイミングで取り付けるのが最適ですが、雪が少ない地域では取り付け自体されていないことも多いです。それは、そもそも雪による害を想定していなかったり、隣に住居がないために雪が落ちても事故の可能性がなかったり、などというケースがあります。

 

こんな住宅は雪止めが必要


 

では、どのような状態であれば雪止め工事が必要だと考えられるのでしょうか。

●中途半端な降雪がある

今お住まいの地域で、一度でも屋根に積雪があった場合は雪止めを取り付けた方がよいでしょう。
過去数年間に渡って大雪の被害がない地域でも安心は禁物です。実際に、2014年2月に関東地方を襲った記録的な大雪では、多くの住宅で雪止めが取り付けられていなかったことから、雪の重みによる屋根や周囲の部品の破損、落雪によるケガ・物損などが相次いでしまいました。

ちなみに、「中途半端な」降雪が一番危険です。

北海道・東北地方で毎年多くの積雪がある地域では、雪止めをあえて取り付けないということがあります。豪雪地帯の住宅の屋根は、そもそも豪雪対策がされていますし、人力で雪おろしをする時でも雪止めが逆にストッパーになってしまうことがあるので、スムーズに雪おろしをするためには雪止めは不要だからです。

また、豪雪地帯の雪の量はたまに積雪する地域の量とは比較にならないほど多いので、雪止めをつけても金具がすぐに曲がってしまい効果を発揮できないという理由もあります。

●隣地との境界線が近い

お住まいの住宅の隣に住宅がある場合はもちろん、カーポートや隣人の車、植木などに落説してしまう可能性があるときは、トラブルになりかねません。
そして、何もない場所でも、雪が落ちた勢いで氷の塊が少し離れた場所の住宅を傷つけてしまうという可能性がないわけではありません。
そのため、隣の住宅との距離が近い場合はもちろん、隣地との境界線が近い場合も雪止めを取り付けた方がよいでしょう。

●雨どい破損の防止になる

雪止めがないと、雪の影響を受けやすい雨どいの破損を防ぐことができます。
雪がすべり落ちてくると、大量の雪が雨どいに引っかかってしまうので、雨どいが開いたり外れたりすることがあるので注意が必要です。

 

火災保険を使えれば雪止め工事の費用を抑えられる


 

火災保険に自動的についている雪災補償

もし、雪による被害が起こってしまった場合はどうすればよいのでしょうか。火災保険に加入していれば、そのほとんどの場合で自動的に雪災補償が付いているのです。

この雪災補償が付いていれば、屋根から雪が落ちてきた時の損害は、保険会社が補償してくれるので、ご自身で工事費用を負担することなく壊れた部分を修理できることになります。

火災保険で屋根やカーポートの修理、そのタイミングで雪止め設置をすることなどは雪災補償で賄えますし、雪災補償を受けることは「保険加入者の当然の権利」となります。一度、ご自身が加入している火災保険の保険証券を確認してみましょう。