土砂災害など水害で被災した時に覚えておきたい損害保険の迅速な請求術

土砂災害など水害で被災した時に覚えておきたい損害保険の迅速な請求術

火災保険という名前から、自宅の保険は火事のときしかお金が受け取れないと考えてはいませんか?火災保険は補償の範囲を自分で選ぶことができ、基本設定である火災、落雷、破裂・爆発、風災・ひょう災・雪災の他、オプションで水災、盗難、破損などを選択することができます。

火災保険契約における水災付帯率はなぜか徐々に減少しています。理由は不明ですが、マンションなど水災付帯しない契約が増えているのか、保険料節約のために水災を外しているか、などが考えられます。マイホームをお持ちの方は、今一度火災保険に水災が付帯されているか確認をおすすめいたします。

保険期間が終了していればそもそも保険金を請求することはできない。

住宅ローンを払い終える頃までに、自然災害に遭う人は少ないと考えられますから、住宅ローン支払い以降も火災保険を払い続ける人は少ないのかもしれません。ですから、保険に入っていた「つもり」になっている人もいるのです。マイホームをお持ちの方は、この記事を読んだらすぐに自分の火災保険を確認することを勧めます。

次は、被災時です。いざ逃げる場合には、身の回りの準備をしている暇はありません。着のみ着のまま、スマホと財布だけもって避難できれば御の字でしょう。火災保険の保険金請求はスマートフォンのカメラが絶大な威力を発揮します。受け取りに時間のかかる義援金と異なり、保険金は請求後すみやかに支払われます。その際に必要なことは、保険金請求書への記入の他に、被害状況の証拠写真になります。現況確認が困難なほどの被害状況であれば、航空写真などで被害の状況が確認されれば、証拠写真がなくとも保険金の支払いに応じる可能性があります。

災害が落ち着いたら罹災証明書を取得しよう

保険金請求と同様に大切な請求の1つに、罹災証明書の発行があります。被災したことの証明になりますので、避難場所での自治体からの情報発信を確認しておきましょう。一般的には、罹災証明書交付申請書への記載、本人確認書(免許証など)、罹災したことが確認できる写真、が必要になります。

日本は春から秋にかけて水害、土砂災害が多い地域です。大切な財産が被害にあう前に、準備をしておきましょう。

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